鹿島おどりの体験レポート

鹿島市の多くの住民が参加し、大勢で一斉に踊るイベントが「鹿島おどり」です。毎年3000人近くが踊りに参加し、二日間に渡って非常に盛り上がります。

踊りが始まる前に意気込む様子

踊りが始まる直前の参加メンバーの写真です。踊りで使用するうちわを持ち、浴衣やはっぴを着用して意気込んでいます。

浴衣を着た女性の踊り

19時になると踊りが始まります。参加人数は一日あたり約1500人で、二日間の合計では約3000人にもなります。鹿島市の人口は約3万人なので、およそ10分の1が参加する大規模なお祭りです。事前に申請をしたチーム単位でまとまって踊ります。

浴衣を着た男性の踊り

女性の柔らかな踊りと男性の力強い踊りが対照的で面白いです。踊りは、「鹿島一声浮立」、「鹿島小唄」、「鹿島節」という3種類があります。アナウンスの合図と共に3種類の踊りが切り替わっていきます。

歌手と鹿島ブラスセクションによる踊りの演奏

踊りに使われる音楽は録音されたものではありません。なんと、その場で生演奏しています。歌手の方は事前にオーディションを行って選ばれただけあって、力強い歌声が会場を盛り上げます。また、歌と一緒に楽器の演奏を披露してくれた「鹿島ブラスセクション」のメンバーは、この日のために必死に練習を重ねたそうです。

鹿島おどりの衣装

鹿島おどりは、踊りに参加せずに見学するだけでも楽しめます。チームごとに異なる衣装にも注目です。

日が沈んでも続く鹿島おどりの様子

19時から21時までの2時間、休憩をはさみながら踊り続けます。スタートしたときはまだ明るかったのですが、20時前後の時間帯になると日が沈んで暗くなります。提灯や屋台の薄明かりの中、優雅に踊る人たちは何とも夏祭りらしい雰囲気です。

チームごとに特色のある山車

踊り子の先頭を走る山車もチームごとに特色があって見応えがあります。

暗い中踊る男性たち

暗くなっても踊りは続きます。踊りの終了予定時刻を過ぎてもアンコールがあり、非常に盛り上がりました。最後には、全チームの中から「最優秀賞」と「入賞」が選ばれます。

鹿島おどりの屋台

踊り以外には屋台も充実しています。年によって内容は変わりますが、かき氷やオム焼きそば、冷やしパイン、生ビールなど、種類はたくさんあります。

かしま夜市

二日目には会場の隣で「かしま夜市」も同時開催されます。子供が遊べるようなゲームコーナーや駄菓子屋、懐中電灯を持って進んでいくお化け屋敷などがあり、子供たちにとって大人気のイベントです。

夜の鹿島おどり

踊りに参加しない人は、踊りを眺めたり、屋台で買って食べたり、仲間とお酒を飲んだり、ゲームで遊んだりして、お祭りを満喫してください。

※この記事の内容は書いた時点の情報です。最新の内容とは異なっている可能性があります。