肥前浜宿の秋の一大イベントが「蔵々まつり」です。この記事では、過去に開催された肥前浜宿秋の蔵々まつりの様子について紹介しています。イベントの内容は年によって変わることがあるのでご注意ください。
肥前浜宿秋の蔵々まつりとは
メイン会場は肥前浜駅から徒歩で約6分の酒蔵通り。ここは古くから酒造りが盛んな地域で、白壁の町並みが美しいことで有名です。イベントの当日は酒蔵通りに様々な屋台が出店し、多くの来場者が訪れます。肥前浜宿の主な特産品である地酒についても試飲や販売が充実しており、まさに「くらくら」するほど鹿島市のお酒を満喫できます。
前夜祭には「HAMA蔵JAZZ」として漬物屋の巨大な蔵を使ったコンサートが開かれました。
お酒好きにはたまらないイベントの数々
肥前浜宿の特産品は地酒です。そのため、お酒に関連したイベントやお店が多くあります。
全国の酒&鹿島の酒飲み比べ
鹿島市では6つの酒蔵が酒造りをしています。鹿島市のお酒6種類に加え、全国から取り寄せた有名なお酒6種類をあわせて、合計で12種類のお酒を飲み比べしました。
飲み比べ会場の横にはテーブルが置かれ、ここでお酒を飲んだり、名物の美酒鍋を食べたりしました。
角打ち
角打ちとは「立ってお酒を飲むこと」を意味します。鹿島市や全国のお酒がずらりと並び、1杯あたり200円~400円ほどの値段で飲むことができます。
銘柄を選んでスタッフに伝えれば、そのお酒をグラスに注いでくれます。まだ飲んだことのない銘柄、気に入っている銘柄など、自分が好きなお酒だけを選んで飲めるので、毎回好評のイベントです。
日本酒と焼酎の試飲・販売 (中島酒造場)
中島酒造場では代表銘柄の「君恩」というお酒を中心に無料試飲と販売が行われました。その横では、地元の小学生が中島酒造場の歴史について調べたことを発表しています。
肥前浜宿には歴史的な建物が多く、普段は地元のガイドが観光客に案内を行っています。秋の蔵々まつりでは、大人のガイドではなく、地元の小学生が来場者に向けて肥前浜宿の説明をしました。
中島酒造場は肥前浜宿で最も古い酒蔵で、現在は佐賀県唐津市の鳴滝酒造で君恩の生産を行っています。君恩は米の旨みが強く、佐賀認定酒に指定されています。
日本酒カクテルバー (光武酒造場)
「魔界への誘い」や「金波」が代表銘柄の光武酒造場からは、日本酒カクテルバーがオープンしました。
明るい店員に誘われて店内へ入れば、都会のバーをイメージさせる素敵な空間が広がっています。スーツを着たバーテンダーは、わざわざ東京から来てもらうほどの本格さがあります。店内ではお酒や軽食を販売していました。
抽選会 (光武酒造場)
酒蔵通りで一際混雑していたのが光武酒造場の抽選会。「大吟醸光武1.8L」や「純米吟醸光武1.8L」などの豪華商品が当たるということで、「最後尾はこちら」という案内が出るほど大行列ができていました。
日本酒の試飲・販売 (峰松酒造場)
「肥前浜宿」が代表銘柄の峰松酒造場でも無料試飲と販売が行われました。
普段の峰松酒造場では、お酒の販売の他に酒蔵見学もできます。この日は無料試飲の会場に行列ができていました。