秋といえば紅葉の季節です。美しい紅葉を求めて全国へ旅行をしたり、登山やドライブをしながら紅葉を眺めるのも楽しいものです。自然が多く残る田舎では、都会よりも規模が大きくて壮大な景色が魅力になります。この記事では、佐賀県鹿島市の紅葉の名所を紹介します。
祐徳稲荷神社 (ゆうとくいなりじんじゃ)
最初に紹介する紅葉のスポットは、日本三大稲荷神社のひとつとされている祐徳稲荷神社です。
山の斜面に建てられた豪華な社殿が素晴らしく、日本国内だけではなく、タイやベトナムなど海外からの観光客も多く訪れています。肥前鹿島駅から神社まではバスで約10分と交通の便が良く、車がなくても行きやすい場所です。
紅葉の見頃時期は、例年11月中旬から下旬頃。一番のカメラスポットは、やはり本殿とその前にある立派な大イチョウです。朱色の本殿にイチョウの黄色い葉がきれいに映えます。
また、祐徳稲荷神社には日本庭園があり、ここのモミジが素晴らしいです。季節限定で抹茶を飲めることがあり、イスに腰掛けてお茶を飲みながら紅葉と庭園のコラボを眺めれば、至福のひとときを過ごせることでしょう。
祐徳稲荷神社の駐車場に隣接する神社の外苑(東山公園)も隠れた紅葉の名所です。ツツジやコスモスの名所として知られていますが、実は紅葉も美しいです。紅葉を眺めながら登山道を10分ほど歩けば展望台に到着し、眼下には祐徳稲荷神社の社殿が広がります。また、東山公園の入り口付近にあるイチョウの木も非常に立派です。
なお、祐徳稲荷神社の紅葉については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
事比羅神社 (ことひらじんじゃ)
鎌倉時代に建てられた臥竜城の跡地にある事比羅神社は隠れた紅葉の名所です。例年11月中旬から下旬頃になると紅葉が見頃になります。事比羅神社は高い石段を登った先にあり、「城の上の金比羅さん」とも呼ばれています。
場所は肥前浜宿(ひぜんはましゅく)の酒蔵通りから徒歩すぐで、最寄り駅の肥前浜駅から事比羅神社までは徒歩で約10分です。肥前浜宿は、白壁の建物や酒蔵が立ち並ぶ酒蔵通りと、昔ながらの茅葺の民家が残る地域の二つで構成され、鹿島市の観光地として人気です。肥前浜宿を観光する際に事比羅神社の紅葉も見に行けば、より一層旅が充実するはずです。
石段を登って鳥居をくぐるか、臥竜ヶ岡公園を通って神社に向かえば、美しい紅葉の景色が広がります。社殿は赤く、その周囲の葉は黄色く色づいています。
境内には屋根つきの展望台があり、そこからは肥前浜宿のまちなみや有明海を一望できます。
まだあまり知られていない紅葉の穴場スポットなので、タイミングが良ければこの美しい景色を独り占めできるかもしれません。
平谷渓谷 (ひらたにけいこく)
平谷渓谷は鹿島市の中では特に自然が豊かな場所です。夏には子供たちの水遊びスポットとして知られていますが、秋には紅葉の名所になります。
近くには平谷温泉があり、ここの周辺も紅葉を見られます。平谷温泉では大自然の中で露天風呂を楽しめます。
岩屋観音 (いわやかんのん)
連厳院の奧の院です。秋になると境内を真っ赤なモミジが彩ります。