鹿島市みかん狩り体験のレポート

鹿島市の特産品の一つにみかんがあります。有明海の潮風を浴びて甘く育ったみかんは美味しいと評判で、秋から冬にかけてのシーズンにはみかん狩りが人気の体験メニューになります。

鹿島市のみかん

収穫したみかんはその場で食べたり、お土産として持ち帰ることもできます。

道の駅鹿島

みかん狩りの体験メニューに申し込んだ場合、集合場所は「道の駅鹿島」で、ここからみかん畑までは車で移動します。JR肥前七浦駅から道の駅までは徒歩5分ほどの距離です。

道の駅鹿島

有明海の干潟を一望できる場所にある道の駅です。先駆的な取組が評価されて、佐賀県で唯一の重点「道の駅」に選ばれました。「千菜市(せんじゃいち)」という直売所では、地元の野菜や有明海の魚介類、鹿島市のお土産などを販売しています。道の駅鹿島は有明海に隣接しているため、干潮時には干潟に近づいてムツゴロウなど...

みかん農園

みかん狩りを体験できるのは10月から12月にかけてのシーズンだけです。みかんは温州みかんやデコポンなど品種によって収穫できる時期が異なるので、申し込んだときに旬のみかんを採っていただきます。

みかん畑から見える有明海の眺望

みかん狩りを行う七浦地区の農園は多良岳山系の中腹にあり、市内では特に眺望の優れた場所の一つになっています。有明海はもちろん、晴れた日には熊本県まで見渡せることもあり、景色を眺めながら一休みするのもおすすめです。

みかん狩りで使うハサミの貸し出し

現地に着いたら、みかんを採るためのハサミを貸し出します。自分で道具を持参する必要はありませんが、歩きやすい服と靴でお越しください。また、冬の時期は山の中腹で気温が低いので、温かい格好が良いでしょう。

みかん狩りのやり方の説明

道具を受け取ったら、みかんを採るためのやり方を説明していきます。生産者の方が何度か実演してくれるので、それをよく見て覚えてください。

みかんのヘタについている枝を切断

みかんを枝から切り離した後は、ヘタについている枝と葉も根元からはさみで切り落とします。

収穫したみかん

これでみかんを収穫する一連の流れは終了です。小さい子供でも簡単にできる作業なので、遠足や家族連れでもおすすめの体験です。

みかん狩りの風景

分からないことや知りたいことがあれば、生産者の方に気軽に聞いてみてください。ただ収穫するだけではなく、みかんや農業、地元のことなどを学べるのも体験の魅力になっています。

みかん狩り体験

やり方が分かったら、実際にみかんを採っていきましょう。みかんは傷がつくと腐りやすい果物なので、傷がつかないように優しく触ります。

みかん狩りのアドバイス

試しにみかんを採ってみたら、きちんとできているか見てもらってください。そこでアドバイスをもらえばどんどん上達していくはずです。

低い位置あるみかんを収穫

生育状況によっては、まだ緑色をしているみかんも混ざっています。高い位置や低い位置までしっかり見て、食べ頃のみかんを探してみてください。

高い位置にあるみかんを収穫

高い位置にあるみかんを採る場合は、みかんの実をつかんで自分の位置に持ってくるのではなく、ヘタの先の枝をつかんで下ろしてきます。こうした注意点は生産者の方がその都度優しく教えてくれるので、みかん狩りが初めてでも全く問題ありません。

みかん狩り体験

園内にはたくさんのみかんがあります。あせらず、自分のペースでみかんを採っていきましょう。

収穫したみかん

収穫したみかんはかごに入れていきます。

収穫したみかんの味見

みかんはその場で皮をむいて食べさせてくれます。このみかん畑は自然に優しい方法で栽培しているので、そのまま食べられます。また、デコポンは収穫したばかりの頃は酸味が強く、数ヶ月間寝かせることで甘みがでてきます。まだ、すっぱい味のデコポンを食べられるのは、みかん狩りならではの貴重な経験です。

みかん狩りのお土産

1時間から2時間ほどみかん狩りを楽しんだら、自分たちで収穫したみかんをお土産として持ち帰れます。持ち帰ったみかんは食べ頃になるまで新聞紙に包んで保管しておきましょう。新聞紙に包むことで湿度の影響が減り、腐りにくくなります。最後にあいさつをして、みかん狩り体験は終了です。道の駅には鹿島市の様々な特産品を売っているので、帰りにのぞいてみてください。

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