季節の変わり目に邪気を追い払うために行われる豆まき。鹿島市の誕生院で毎年盛大に行われる節分祭について過去の様子を紹介しています。
誕生院とは
高野山を復興し、新義真言宗を開かれた覚鑁(かくばん)の生誕地に建てられたお寺です。安産や子授け祈願の聖地として知られています。
星祭り大護摩祈祷
豆まきの前に本堂で護摩祈祷が行われます。上の写真は、豆まきの手伝いなどをする「裃(かみしも)」と呼ばれる和服を着た人たちが事前に打ち合わせをしている様子です。鹿島市のゆるキャラ「かし丸くん」も誕生院の節分大祭に参加しています。
開始時間になると、塗香(ずこう)でお清めして本堂へ向かいます。
裃の人以外の祈願者は、誕生院会館で受付を済ませた後に本堂に移動して待機します。時間になると、住職と裃の人が本堂に入って護摩法要が始まります。
かし丸くんを先頭に護摩壇に護摩木をくべます。
その後に、裃の人、一般参拝者が順に続いていきます。
豆まき
本堂で護摩祈祷が終わった後は、外の駐車場で豆まきが始まります。無料で参加できるため、毎年大勢の人が集まります。
住職や裃を着た人たちが高い位置から豆を投げます。豆をまく時間はおよそ5分ほどで、参加者は必死になって豆を取ろうとします。
かし丸くんも頑張って豆を投げていました。
上の写真と違って番号が書かれた紙の入った福豆が一部混ざっています。運良く福豆を手に入れた人は、その番号に対応する豪華景品をもらうことができます。今回は、高級ホットプレート、ブランドバック、ぬいぐるみ、おかしなどが景品になっていました。
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