肥前浜宿の酒蔵通りは、酒や醤油などの醸造業を中心に発展した地域です。風情がある町並みを散策するだけでも楽しい場所ですが、せっかく肥前浜宿に来たからには何か地元のお土産を買って帰りたいものです。この記事では、肥前浜宿で買える人気のお土産を紹介しています。
肥前浜宿の特産品
歴史的な建物が立ち並ぶ肥前浜宿の酒蔵通りは、江戸時代から昭和初期にかけて酒造などの醸造業を中心に発展した地域です。現在も肥前浜宿には酒蔵や漬物屋、醤油屋などが点在し、発酵食品が特産品になっています。肥前浜宿には古くから営業を続ける老舗のお店が多くある一方で、新しくできたお土産屋やおしゃれな雑貨屋なども増えています。ここからは、肥前浜宿で人気のお土産について詳しく紹介していきます。
地酒
肥前浜宿のお土産といえば、やはり地酒は外せません。肥前浜宿は古くから酒造りが盛んな地域で、現在の肥前浜宿では、「富久千代酒造」、「光武酒造場」、「峰松酒造場」という3つの酒蔵が酒造りをしています。
この中で観光客にお酒を販売している酒蔵は峰松酒造場です。店内は比較的広く、様々な銘柄のお酒が並んでいます。
峰松酒造場は観光酒蔵として酒蔵を開放しており、お酒の無料試飲や酒蔵見学が人気です。試飲をして気に入った銘柄があれば、家族や友人へのお土産としてプレゼントするのも喜ばれることでしょう。
峰松酒造場には全国的に珍しい「酒蔵のガチャガチャ」があります。大吟醸の日本酒を見事に当てる観光客もいます。
漬物
お酒とセットで買うのがおすすめなのは漬物です。酒蔵通りの飯盛酒造で製造・販売している粕漬は、主に地元九州産の野菜を使用しながら上質な酒粕にじっくりと漬け込んでいます。お酒のつまみやご飯のおかずとして、観光客だけではなく地元の人にも愛されている商品です。飯盛酒造の粕漬は、特に女性の観光客がお土産として買っていきます。
峰松酒造場で販売している絶品クリームチーズの粕漬けは、お酒が好きな人から美味しいと評判です。
また、肥前浜宿の最寄り駅である肥前浜駅のすぐ近くには「漬蔵たぞう」という老舗漬物屋があります。一番人気の田舎ならづけを始めとして、様々な種類の漬物を販売しています。
ギフトとしてもおすすめなのは「百年ピクルス」です。旬の食材を使って食べやすいようにまろやかな味に仕上げたピクルスで、テレビやインターネットでも多数紹介されています。色とりどりのピクルスと洗練されたデザインのロゴや容器がおしゃれで、女性へのプレゼントにもぴったりです。
醤油
肥前浜宿の醸造業には、お酒以外に醤油もあります。「山口醤油醸造場」の「はまいきいき醤油」は、非常にまろやかな味わいが特徴の醤油で、東京などの遠方から問い合わせを受けることもあるほど人気になっています。飲食店で使うような業務用のサイズもありますが、お土産としては持ち運びに便利な500mlのサイズがおすすめです。
菓子・食品
峰松酒造場(肥前屋)の隣に新しくオープンした「肥前屋新館」では、地元の食材を原材料にして独自に開発した菓子を販売しています。
中でも人気なのが、佐賀県産のもち米と酒蔵通りにある「山口醤油醸造場」の醤油を使った「さがあられ」です。
さがあられには「鹿島味噌」や「肥前屋吟醸酒粕」など複数の種類があり、それぞれ味も食感も異なります。店内で試食をして好きなものを選んでみてください。
酒蔵がプロデュースして誕生した「酒蔵スイーツ」も肥前浜宿ならではのお土産です。「肥前屋バウム」というバウムクーヘンは、日本酒の原料となる酒米の米ぬかを使用しています。
上の写真は、光武酒造場の代表銘柄である「魔界への誘い」という焼酎をたっぷりと含ませた焼酎ケーキです。お酒が好きな人から評判の酒蔵スイーツで、肥前浜宿のお土産としておすすめです。
こちらは佐賀県産和牛と峰松酒造場の純米酒を入れて煮込んだ「酒蔵カレー」です。他にも、佐賀の大麦で作った「さが麦茶」など、肥前屋には他の地域では購入できないお土産がたくさんあります。
昭和7年に創業した「吉田松月堂」では、「巻きようかん」という名物のお菓子を販売しています。これはピンク色のあんこを独自に開発した柔らかい生地で包んだ和菓子で、何度でも食べたくなる優しい味に仕上がっています。値段もリーズナブルなので、お土産としてみんなに配るのも良いでしょう。
雑貨
酒蔵通りには、「Yua candle」というオリジナルブランドのアートキャンドルを取り扱う「蝋燭*ARTまたたび」という雑貨店があります。見た目が可愛らしい色鮮やかなキャンドルは、幻想的に辺りを照らし出し、室内だけではなく野外イベントでも活躍します。
カフェスペースでは食事もできるので、お土産としてピンとくるキャンドルがないか店内をのぞいてみてください。