佐賀県の定番観光スポット、祐徳稲荷神社の見所や楽しみ方

祐徳稲荷神社は年間に約300万人の参拝者が訪れる市内有数の観光地です。この記事では、祐徳稲荷神社に何度も訪れている地元民が、祐徳稲荷神社の見所や楽しみ方を紹介します。

祐徳稲荷神社とは

祐徳稲荷神社

読み方は「ゆうとくいなりじんじゃ」で、佐賀県の鹿島市にある神社です。日本三大稲荷の一つに数えられ、商売繁盛、家運繁栄、交通安全、縁結びなどのご利益があると信仰されています。

祐徳稲荷神社は年間で約300万人の参拝者が訪れる佐賀県でも屈指の観光スポットです。豪華で美しい社殿、四季折々の花、奥の院からの絶景、風情のある門前商店街など魅力が満載で、家族や友達との旅行、恋人とのデート、一人旅、どのシチュエーションでも楽しめるはずです。

祐徳稲荷神社の交通アクセス

まずは、祐徳稲荷神社への行き方を紹介します。

車で行く場合

祐徳稲荷神社の駐車場

車で行く場合には、神社の目の前に無料の大型駐車場があります。イベントなどでここが満車の場合には、祐徳稲荷神社バスターミナルの向かい側にも大型駐車場があります。

バスで行く場合

鹿島バスセンター

バスで行く場合には、肥前鹿島駅が最寄り駅になります。肥前鹿島駅を出たら、駅前にある鹿島バスセンター(上の写真)から祐徳バスに10分ほど乗車し、「祐徳神社前」バス停で降ります。鹿島バスセンターの隣には鹿島市観光案内所もあるので、分からないことがあれば聞いてみてください。

「祐徳神社前」バス停

上の写真が「祐徳神社前」バス停です。ここから門前商店街を5分ほど歩くと神社に到着します。

嬉野温泉

バスを使えば、「祐徳神社前」バス停から約40分で武雄温泉、約45分で嬉野温泉に行くことができます。どちらも佐賀県を代表する温泉スポットで、良質な温泉や美味しい料理を提供する旅館がたくさんあります。昼間は鹿島市で観光して、夕方からは温泉を満喫するプランも楽しいでしょう。

バスの時刻や運賃は以下のリンク先から調べられます。なお、最新の情報は祐徳バスのHPをご確認ください。

その他の行き方

肥前鹿島駅や肥前浜駅などからはタクシーで行くこともできます。その他には、肥前浜駅の観光案内所でレンタサイクルを借りる方法があります。自転車では肥前浜駅から約15分で神社に着きます。

肥前浜宿

レンタサイクルのメリットは、バスの時刻に影響されずにゆっくりと観光できることや、神社の周辺まで観光できることです。肥前浜駅の近くには上の写真にある「肥前浜宿(ひぜんはましゅく)」という歴史的な町並みが広がる人気観光地があり、神社に向かう途中の「幸姫酒造(さちひめしゅぞう)」で販売されているノンアルコールの地酒ソフトクリームは絶品です。

祐徳稲荷神社の境内の様子

祐徳稲荷神社の楼門

境内に入ると、非常に立派な楼門が現れます。楼門は日光東照宮の陽明門を模したもので、左右には有田焼で作られた随神が安置されています。楼門の右側に見えているのは神社の本殿です。この位置は楼門と本殿が両方見えるので、絶好の撮影スポットになっています。

神池の鯉のえさやり

楼門の手前には神池があり、鯉のえさやりが子供を中心に人気です。

祐徳稲荷神社の本殿

楼門を抜ければ、目の前が本殿です。祐徳稲荷神社の本殿は地上18メートルの山の中腹にあり、圧倒されるような大きさがあります。秋の季節には本殿の前の大イチョウが美しく色づきます。

祐徳稲荷神社の上り参道

本殿に行くためには「上り参道」の階段を進み、参拝した後は「下り参道」の階段から帰ります。

祐徳稲荷神社のエレベーター

祐徳稲荷神社はバリアフリーの対応が進んでおり、階段を上らずにエレベーターとスロープを使って本殿に行くこともできます。エレベーターの利用は有料ですが、パワーストーンが入った開運おみくじをもらえます。

祐徳稲荷神社の本殿

階段を上り終えると、本殿で参拝できます。「2礼2拍手1礼」の作法でお祈りしましょう。

祐徳稲荷神社の社殿の彫刻や天井の絵

社殿の彫刻や天井の絵も素晴らしいので観察してみてください。

祐徳稲荷神社本殿の展望所

参拝して後ろを振り返ると、そこは展望所のようになっています。特にツツジや桜の時期には絶景が広がります。

岩崎社

縁結びのご利益を求めている方は、本殿の真下に岩崎社があります。ここは縁結びの神様として岩崎大神が祀られており、特に若い女性の方が多く参拝しています。

祐徳稲荷神社のライトアップ

祐徳稲荷神社は夜になるとライトアップされ、昼間とは違った幻想的な美しさがあります。

祐徳稲荷神社の受付

境内の受付ではお守りや御朱印をいただくことができます。

うまくいく守

祐徳稲荷神社のお守りは「うまくいく守」や「勝守」が人気です。うまくいく守の表と裏には合計で九頭の馬が描かれており、健康、農漁業、試験、縁談、夫婦円満、商売、出世、蓄財、賭け事という九つの願いについてご利益があると言われています。

祐徳稲荷神社のおみくじ

おみくじの種類が多いことも祐徳稲荷神社の魅力です。開運おみくじ、外国語みくじ、こどもおみくじ、恋みくじなどがあり、占いたい内容に応じて好きなものを選ぶことができます。

祐徳稲荷神社海外の観光客

祐徳稲荷神社に来て気がつくことは、外国の観光客が多いことです。実は祐徳稲荷神社はタイのドラマや映画のロケ地になっており、近年はタイやベトナムなど海外から多くの観光客が訪れています。そのため、境内には外貨両替機や外国語で書かれたおみくじなどが用意されています。

奥の院からの景色が絶景

奥の院の鳥居

本殿から登り坂を約300メートル、所要時間としては20分から30分ほど歩くと山頂にある奥の院に到着します。奥の院までの道のりには大小無数の鳥居があり、記念撮影のスポットとして人気です。

奥の院の石段

途中からは足場の悪い急な石段が続くので、奥の院に行く場合には歩きやすい服装が良いでしょう。

奥の院の命婦社

奥の院までの道は体力を使いますが、鳥居の他にも狛狐や祠(ほこら)など見所はたくさんあり、頂上までの時間を飽きさせません。上の写真がゴール地点の奥の院命婦社です。

奥の院からの景色

奥の院で参拝した後は、頂上からの絶景を満喫してください。天気が良ければ有明海まで見渡せます。

四季の花や紅葉が美しい日本庭園

日本庭園のアジサイ

祐徳稲荷神社には日本庭園があります。アジサイ、ハナショウブ、ボタン、アサガオなど四季の花が美しい立派な庭園なので、ここを見逃してしまうのは非常にもったいないです。

日本庭園の紅葉

秋には紅葉の名所として知られ、鮮やかに赤く色づきます。どの季節に行っても心が癒される日本庭園です。ぜひ、神社で参拝した後に訪れてみてください。

風情のある門前商店街で食事とお土産

祐徳門前商店街

旅行の楽しみといえば、食事やお土産があります。祐徳稲荷神社の参道にある門前商店街には、約400メートルの道のりに食事やお土産の店が立ち並びます。江戸時代から続く風情のある店構えは、歩いているだけでも楽しくなります。

祐徳門前春まつり

春の季節には「祐徳門前春まつり」が行われ、様々な催しでにぎわいます。中でも約100台のレトロカーが門前商店街に並ぶイベントは圧巻の光景です。

稲荷ようかん

門前商店街には、柚子胡椒、縁起物、のごみ人形など名物がたくさんあります。中でも一番人気のお土産が「稲荷ようかん」です。紙筒に入った羊羹を下から押し出して、糸で切って食べます。門前商店街の他には市内のごく一部のお店でしか販売していないもので、鹿島市の特産品の一つです。

鹿島祐徳御膳

門前商店街のランチは、うどん、ちゃんぽん、いなり寿司などが人気です。

鯉の洗い

変わったものでは「鯉の洗い(鯉の刺身)」や「鯉こく(鯉の味噌汁)」といった鯉料理が名物です。

花の名所として知られる東山公園

東山公園の桜とコスモス

祐徳稲荷神社の駐車場裏にある外苑には東山公園があります。ここは鹿島市内でも屈指の花の名所で、桜やコスモス、菜の花など四季折々の花が咲きます。

東山公園のツツジ

特にツツジが美しく、山の斜面に色とりどりの花を咲かせます。ツツジは4月中旬から5月上旬頃に見頃を迎え、毎年多くの観光客が訪れます。

祐徳稲荷神社の歴史を知る祐徳博物館

祐徳博物館

祐徳稲荷神社が所蔵している御宝物や資料を展示する博物館が駐車場の近くにあります。

祐徳博物館の鹿島藩歴代藩主の鎧兜

鹿島藩歴代藩主の鎧兜がずらりと並んでいる様子は壮観です。

祐徳稲荷神社のイベント

祐徳稲荷神社では毎月様々な祭典を行っています。ここでは、その内の一部を紹介します。

初午祭 (2月)

初午祭

商売繁盛・大漁豊作・家内安全を祈願する2月の「初午祭」です。「面浮立(めんぶりゅう)」という鬼の面をつけて踊る民俗芸能や日本舞踊などが披露されます。

伝承芸能フェスティバル (9月)

伝承芸能フェスティバル

鹿島市は「伝承芸能の宝庫」と言われるほど多くの伝承芸能が残っています。市内外の各地域に伝わる様々な伝承芸能を神社の境内で披露するお祭りが「伝承芸能フェスティバル」です。他では見られない珍しい演目ばかりなので、多くの観光客が訪れます。

お火たき (12月)

お火たき

12月に開催される「お火たき」では、神社の境内に巨大な火柱が立ち、参拝者はこの火にあたって1年の罪やけがれを清めます。神聖な行事であると同時に、神社の本殿まで届きそうな大きな炎は圧巻の光景で、市外からの観光客も多いです。

終わりに

これまで紹介してきたように、祐徳稲荷神社やその周辺には魅力がたくさんあります。ただ参拝して終わりではなく、景色やお祭り、食事や買い物など、楽しみ方は色々あります。ぜひ一度、祐徳稲荷神社を訪れてみてください。

※この記事の内容は書いた時点の情報です。最新の内容とは異なっている可能性があります。