普明寺

本堂
楼門
楼門から左右にのびる回廊
樹齢400年の大楠

鹿島藩主鍋島家の菩提寺(ぼだいじ:先祖代々のお墓を置いて供養するお寺)です。1677年に鹿島3代藩主鍋島直朝の長男である直孝によって創建されました。本堂より奥の原生林の間を進むと、鹿島藩歴代藩主の墓地があります。普明寺は黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院であり、楼門から左右にのびる回廊は黄檗宗に特徴的な建築様式です。本山である京都府宇治市の「萬福寺(まんぷくじ)」を模倣しており、萬福寺と同様に境内全体を竜に見立てて配置しています。竜の頭にあたる入り口には「竜眼の池」という池が二つ並び、これらは竜の眼を表しています。石門をくぐって楼門へとつながる参道は竜の首にあたり、楼門と本堂部分が腹部になります。春には桜、夏にはあじさい、秋にはキンモクセイの花を咲かせ、自然が豊かな寺院になっています。「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」という映画のロケ地にもなっています。

名称
普明寺(ふみょうじ)
住所
佐賀県鹿島市古枝久保山
お問い合わせ
普明寺 0954-62-5972
駐車場
4、5台収容の無料駐車場あり。
地図