旧乗田家住宅

「玉ノ香」が目印の飯盛酒造の横にある細い道を少し歩くと到着します。

鹿島鍋島藩に仕えた武士「最所(さいしょ)家」の武家屋敷です。19世紀初期の住まいと推定され、後に最所家から乗田家に所有が移りました。屋根は茅葺きで「クド造り(佐賀県を代表する建築様式で上から見ると”くど(かまど)”の形をしている)」ですが、一般的なコの字ではなく、一部が張り出たユの字型の形状をしています。建物は2階建てで、1階には座敷や仏間などの部屋を配置し、2階には物置や子供部屋などがあります。2階の天井は土造で塗り込められており、これは養蚕(ようさん)のための断熱性確保のためと考えられています。武士らしい建物が見られる一方で広い土間や畑もあり、武士でありながらも農業に従事していたと推定されます。兵農未分離が特徴であった在郷武士(城下でなく農村地帯に居住する武士)の生活状況を伝える貴重な武家屋敷遺構として、市の重要文化財指定を受けています。場所は肥前浜宿の酒蔵通り近くにあり、建物の中を無料で自由に見学することができます。

名称
旧乗田家住宅(きゅうのりたけじゅうたく)
住所
佐賀県鹿島市古枝甲115
定休日
火曜日
お問い合わせ
NPO法人肥前浜宿水とまちなみの会 0954-69-8004
備考
肥前浜宿全体のガイドを有料で行っています。詳細は「肥前浜宿まちなみガイド」をお読みください。
地図